ビトウィーン・ザ・シーツ出演者インタビュー①石澤希代子
よろしくお願いします!
よろしくお願いしまーす!
石澤さんは小迫という先生の役ですが、役が決まったときの感想を教えてください!
去年劇想からまわりえっちゃんさんに出演したときには先生役をいただいて、あっ自分ついに学生を卒業したなと(笑)それまで学生役とかやってたんでショッキングというか、女の子って年齢も考えるじゃないですか。なので今回先生役に決まったときは受け入れられました。
オーディションの時、募集していた役の中には女性教師役もあって、それを狙って受けたというのももちろんあるんでよしっと思いました。
役の印象は?
私的に、生徒に寄り添う先生よりは学生には嫌われてそうな先生の方が自分には合ってると思ったんでそれは良かったなと思いました。 悪いことは悪い、良いことは良いとはっきり言う先生で、生徒からは厳しすぎみたいに思われていて嫌われている。大人としての主張があるので子供に寄り添ってはいないのかなと思いました。
学生時代、そういう先生って実際にいましたか?
いましたね…(笑)。中学のときの先生です。今回その先生を参考にさせていただけたらなと思っています。 高校ではほとんど先生と関わらなかった気がします。
どんな高校生活を送っていましたか?
私は高校生は県で一番の進学校に通っていたんですけど、まわりのIQが高すぎて勉強頑張っても私目立てないじゃんと思って。根が目立ちたがり屋なので(笑) 勉強やっても目立てないんならいいやとなって勉強に重きを置かず演劇ばっかりやってたんですよ。 顧問も生徒に任せちゃって部活に顔を出さないような先生だったんで全く印象に残ってないですね。
もし、自分が今高校生になるとしたら何をしますか?
演劇やってると思います(笑) 浪人してるので高校生のときに勉強しとけばよかったのか考えたんですよ。でも、学校の先生の授業と予備校でする受験の勉強ってちょっと違うような気がして。 学校は楽しんだ方が良かったなというのが正直あるのでやっぱり変わらずに演劇をやってると思います。
今まで露と枕の作品をご覧になっているとのことですが、この作品は露と枕ではどんな位置づけだと思いますか?
とっても露と枕らしいなと思います。 露と枕は見ていて女性がすごく強く描かれているなと感じます。私も女性なので、女性って普段の生活で下に見られたりとかあるじゃないですか。 こういう演劇を見ると希望をもらえます。 女性ってなると女性っていう記号として描かれちゃうことが多い。露と枕の作品はちゃんと人間として生き生きした女性たちがたくさん出てきますよね。
今回、露と枕へ初参加ですが、脚本演出の井上瑠菜は稽古してみてどうですか?
天才だなと思います。小説家みたいな感じですよね。 私中学くらいから同人誌とか好きで絵とかは書くんですけど、文章はほんと書かないので書ける人に対して尊敬の念があるんです。
素人目から見ても脚本がおもしろい。役の書き分けがすごいんですよ。役者としてはやりやすいですね。
今回はオーディションで出演が決定しましたが、オーディションを受けた動機はなんですか?
はじめて旗揚げ前にみたときは犯人は誰!みたいな推理小説のような要素があって。私は推理小説が好きなので最後まで展開が読めなくておもしろいなぁと思って。演劇だとありそうでない。 とにかくご一緒したいなという気持ちはずっとあったんですけど会話劇にもそんなに出たことがなかったので自信もなくて。
でも、今年の11月に出演する予定だった舞台がコロナで中止になってしまったときにオーディションの情報を見て、時期的にも運命じゃないかと思って受けさせていただきました!
今はあらすじしか公開されていませんが、このお話はどんなお話ですか?
女子高生の繊細な心情を描いた学園モノ。ただ「それだけじゃないよ」がポイント。
どんな方にこの作品をおすすめしたいですか?
全ての女性とあと女の子の気持ちを分かろうとする気がある男の子に見てほしいです。
最後にひとことどうぞ!
劇場に来ることが難しい状況の人もたくさんいらっしゃるでしょうし、今回劇団さんが制作面とか頑張ってくださって稽古ができていて、公演ができるのは奇跡に近いんじゃないのかなと思います。
役者としてもいつも以上に身が引き締まる思いでもありますし、お客様も今までだったら今度行こうかな、みたいな感じだったと思うんですけど、今こういう機会はとても貴重で。 劇団さんもものすごく大変な思いをしてこの時期に開催しよう、お客様に会いたいと思ってやってる公演だと思うんで、いろんな予定もあると思いますが万障繰り合わせの上(笑)、劇場に足をお運びいただきたいと思います。
あ、それでも無理な方は配信もありますので(笑)ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います!
【公演情報】
露と枕 Vol.5
ビトウィーン・ザ・シーツ
作・演出 井上瑠菜
2020年11月18日(水)~11月22日(日)
@シアター風姿花伝
〈詳細〉http://tsuyu-makura.amebaownd.com/pages/1329398/next
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