ビトウィーン・ザ・シーツ出演者インタビュー⑤古川さら

よろしくお願いします!

お願いしまーす!さらでーす。


以前から露と枕の作品は見ていたんですか?

旗揚げ公演の桎梏ブランコからほとんどずっと見てます。


なぜ露と枕のオーディションを受けようと思ったのですか? 

露と枕のセリフはおもしろいなぁと思ってて、読んでみたかったんです。受けたときは事情があって確実に出演できるかどうかはわからなかったんですけど、ワークショップだけでもいいのでセリフ読ませてもらえませんかと言って参加しました。


露と枕のセリフの特徴は?

最初は学生演劇の劇団として見に行ったんですけど全然そんな感じがしなくて。すごい緻密で、程よく回収できる深さで。 なんとなく書きましたっていう会話がないんだろうな、全部計算して作ったんだろうなと思いました。『桎梏ブランコ』をみたとき、この本を書いた人はどれだけの時間をかけて書いたんだろうと。



実際に井上が書いてるのを見てどう思いましたか?

すっごいおもしろいですよ。この前第二稿をもらったのですが、読んでみてまたおもしろくなったなと思いました。続きが楽しみ。読者みたいな気持ちです。


実際に稽古に参加してみてどうですか? 

 澤あやみさんが役者としてすごい好きで本当に上手いなと思ってます。宮部大駿、北原葵はもともと知り合いだったので共演できるのも嬉しいですし。豪華ですよね。


『ビトウィーン・ザ・シーツ』は女子高のお話ですが、登場人物に似た先生は古川さんの学校にはいましたか? 

 うちの学校にはいなかったかな。結構放任主義で。「あぁこういう先生いた」って声があるとそうなんだって思いました。管理された経験がないかもしれないです。


先生との思い出を教えてください!

困ったときに相談したら助けてくれることが多かったです。化学室の助手の先生と仲が良かったんですよ。 その人は先生っていうよりはお兄ちゃんって感じで、一緒にべっこうあめをつくったり、おかしのまちをつくったり、なんでもやろうよって持ってきてくれるし、サポートもしてくれました。



高校時代はどんな人でしたか?

自分で言うのも変なんですけど…1年生の時に、裏で女神って呼ばれてたりするよと友人に言われたことがありまして(笑) いい意味で言ってくれてる人もいたと思うんですけど、“僕たちとは違う人”みたいな。他の女の子は下の名前呼び捨てとかだったけどさらさんって呼ばれることが多くて距離を感じて寂しかったです。 でも部活で仲良くなった人とかにはいじられてましたね(笑) 


どんな友達がいましたか? 

 変な人ばっかりいる学校だったんですよね(笑) 男の子女の子関係なく仲いい子は仲良くて。男の子だけどお互いクリスマスの時期になるとクリスマスケーキ作ってどっちがおいしいか競ったり。 軽音部だったのでライブもいっぱいしました。 


自分の役はどんな子ですか?

高校の時の私と似てるかもしれません。 強そうな位置に置かれててそう見られてるけど実は本人はそう見てほしくないしそうでもないっていう子な気がします。本当は弱いけど弱い自分を見せられない。 


他に好きなキャラはいますか?

悩む…。梓は結構好きです。るかちゃんも好き。その二人は気をつかったりもするけどうまく気をつかうし基本がマイペース。羨ましいですね。 




『ビトウィーン・ザ・シーツ』はどんなお話だと思いますか?

強くなりたいけど大人になりたくない子たちの話だと思います。 


 強くなるのと大人になるのは違いますか? 

 そう考えてる子たちがこの作品に多いと思います。 


この作品に出てくる大人二人は強い? 

 強くない気がする(笑)


じゃあ作中の大人二人は大人?

うーん…。あんまり良くない意味で大人。先生っていう立場上そうなっちゃうと思うんですけど、足かせがいっぱいある。強くなってから足かせをはめる前に足かせをつけた状態からスタートして、大人を求められてる感じがします。 


この作品はどんなひとにおすすめですか? 

 まず、学生演劇に触れてる人は演目関係なく露と枕の作品を一回見てほしいです。学生演劇でもこういう領域まで踏み込めるぜっていうのを知ってほしい。もう学生劇団ではないと思うんですけど。

 あとは見にくる前に自分は強い方か弱い方かをなんとなく考えてくると面白いかなと思います。こいつ私だ、みたいな人がもしかしたらいるかも。いろんなタイプの子がいるのでおすすめです! 


最後にひとこと! 

フライヤーを見ても分かるように、瑠菜さんの書いてるものの表現の仕方は他に同じことをする人がいない気がしています。パステルカラーみたいなピンクじゃない、深みや色気があるけどかわいらしいピンクみたいなイメージがいつも露と枕にはあって。 『ビトウィーン・ザ・シーツ』もそういう作品になると思います。 いつもみにきてていいなぁ、ここの劇団のセリフを読みたい!私もあそこに立ちたい!と思っていました。今回女性男性関係なく面白いと思います。頑張りますのでよろしければぜひ見に来てくださいませ!  


【公演情報】 

露と枕 Vol.5

ビトウィーン・ザ・シーツ

作・演出 井上瑠菜 

2020年11月18日(水)~11月22日(日)

@シアター風姿花伝 

〈詳細〉http://tsuyu-makura.amebaownd.com/pages/1329398/next

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