ビトウィーン・ザ・シーツ出演者インタビュー⑦小林桃香
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
桃香さんは露と枕旗揚げからすべての作品に出演されていますが、今までと比べて『ビトウィーン・ザ・シーツ』はどうですか?
コロナなので稽古期間が短いです。 あとは劇団の外から出演してくださっている方が多いのでそこは全然違います。今まで外部の方は多くて二人でした。はじめましての方もいて、新鮮でいいですよね。
『ビトウィーン・ザ・シーツ』はどんなお話だと思いますか?
結構色んな見方があるんじゃないかと思います。 今回私が注目している部分は性行為の部分ですね。女子高生たちが男子を使って遊ぶっていうのが斬新ですよね。それをどう見てもらえるのかなって思います。 言葉ひとつとっても男性にはあるのに女性にはない言葉があったりっていう性差はポイントになってるのかな。
学生時代、先生や生徒で登場人物に似ている人はいましたか?
佳夜みたいな感じの人はいるよね。私の同期がそうです。 それから今考えると、中学の時少し寝占に似てる先生はいました。みんなとフレンドリーでかっこよくて背も高い。気持ち悪いって言ってる子はいました。私はむしろファンクラブ作る側の人でしたね(笑)
フレンドリーな先生は好きでしたか?
めっちゃ好きでした。先生とは友達みたいな感じで、ため口で話したり呼び捨てしたりちゃんづけしたり……。学年室っていうところに入り浸ってましたね。
今までの露と枕とは雰囲気が違うタイトルですよね。
今までは『○○の○○』とか、二つの言葉が入ってるのが多かった。単語一つだけ、みたいなのは初めてですよね。
露と枕を継続してずっと見てる人にはどういうところがおすすめですか?
まあ小林桃香二年ぶりの主役っていうのもありますし(笑)、あとは今まですべての作品にあったあやみさんと二人のシーンが今回ついに無いのか!?あるのか!?どっちなんだいという状況です。稽古期間で変わるかもしれないのでまだ分かりません。
では、露と枕を見たことがない人にはどこがおすすめですか?
瑠菜さんの考える世界では日常ではあまりないようなことが行われているんですよ。今回もそういうところがあるので、『ビトウィーン・ザ・シーツ』を見ていただけたら露と枕はこういう作品をつくる団体なんだってのがわかると思います。 現実世界では無さそうでありそうで無さそうみたいなことを体験してほしいですね。
実際こんな人はいないよなって思うかもしれないんですけど、そんな人もいるんじゃないかと思って見てほしいですよね。学校とかいろんな人がいる環境の中にこういう人もいたかもねって。
うんうん。ちょうど現実とお話のはざまみたいなことができるといいかもね。
意気込みをどうぞ!
この作品で一番共感できたのは、男と女は凸と凹だからしょうがない。でもそれを覆すことによってうちらは女だけど男より上に立てるとか、そういう意識はあるのかなって。男と女の最たる違いは性交の時に出てくる。そこだけはもう揺るがないどうしようもないものだからそこを覆すのは新しいなと思います。
私が以前出演した中嶋駿介監督の映画『Share the Pain』は男性は女性とセックスする前には男性とセックスしないといけないっていう法律がある設定だったので似てるなって思ったの。どうしようもないのかどうしようもなくないのか。私がよく考えていることも話の中に入ってるから嬉しいです。
でも彼女の中では遊びなんですよね。
そうなんですよね。
まあでも、本当にほぼ一年ぶりの舞台だからなぁ……おっきい声で、頑張ります!(笑)
【公演情報】
露と枕 Vol.5 ビトウィーン・ザ・シーツ
作・演出 井上瑠菜
2020年11月18日(水)~11月22日(日)
@シアター風姿花伝
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