ビトウィーン・ザ・シーツ【インタビュー特別編】音楽:Kijibato
今回はインタビュー企画特別編。
露と枕の劇中音楽は、Vol2『春俟つ枕』以降、全曲オリジナルで製作されているのです!
その作曲を担当してくださっているKijibatoさんに、露と枕作品と音楽について伺いました。
Vol.2『春俟つ枕』から露と枕作品の全楽曲を製作してくださっているKijibatoさんにインタビューさせていただきます!よろしくお願いします!
よろしくお願いします!毎回役者インタビューを見て、俺もされたい!って思ってたので嬉しいです(笑)
ありがとうございます! 普段Kijibatoさんはどういったことをされているんですか?
本当に幅広く音楽の仕事をやっています。キズナアイさんですとか、Vtuber周りの音楽のお仕事をしたり、個人的にも楽曲製作をしているのでオリジナルのアルバムを出したり……。最近はDJとしても出演したりしています。
LOW BIT FANTASY 星宮とと+Kijibato
どういった経緯で露と枕の音楽を作ってくださることになったんでしょうか?元はといえば露と枕劇団員の奥泉とお知り合いだったんですよね?
高校の時にバンドをやっていて、ライブハウスとかでも演奏をしていたんですよ。そこで同じくバンドをやっていた彼と知り合って仲良くなりました。そのあと僕は作曲に専念するようになっていくんですけど、久しぶりに会ったら今は演劇をやっていると言われて。びっくりはしたんですけど彼に役者は合いそう!とも思いましたね。それで僕から演劇の音楽もやってみたいんだよねと言った気がします。 彼から劇団の方に話を通してくれて主宰の井上さんともお話をしたりして『春俟つ枕』の音楽を担当することが決まりました。
素敵なご縁でした。
露と枕作品にはどういった音楽的イメージがありますか?
どちらかといえば暗いイメージがありますね。不穏でじめじめした感じ。露のような。 僕は基本的に明るい曲が得意なので、毎回露と枕の音楽作るぞー!って切り替えてます(笑)
『ビトウィーン・ザ・シーツ』の音楽はどのように製作されましたか?
毎回井上さんからは作品に合わせて違ったテーマを提示していただいています。『春俟つ枕』では当時も流行っていたLo-fi Hip Hopっていうレコードから流れるようなチルっぽい感じの音楽、『煙霞の癖』はピアノとアコギを多く使った音楽でした。 今回はガラッと変わりバンドサウンドでやってほしいと言われまして。露と枕さんの方ではほとんどバンドサウンドというものをやってこなかったのでびっくりしたんですけど楽しくやってます。 その中でもプログレッシブ・ロック的なバンドサウンドと、それとはまた別にボカロ音楽的なバンドサウンドを提示してもらいました。
おすすめポイントは?
これまでの露と枕作品ではなかったギターとかを前面に出したサウンドなので、いつもよりアグレッシブな音になっています。今まではゆったりした音楽だったんですけど、今回は勢いのあるサウンドだと思うのでそこを楽しんでいただけたら。
他の楽曲製作との違いはどこですか?
オリジナルの音楽だったらこうしようっていう設計図を自分で作ってからとりかかるんですけど、依頼をいただいて作る音楽に関してはこういう音楽にしてほしいっていう希望に自分の手札を使ってなるべく近づけるっていう作り方になります。 特に演劇の場合は希望に合わせる部分が大きいのでそこが結構他と違うかもしれないですね。 あとは演技を邪魔しないっていうところもポイントかもしれません。寄り添うことに重きを置いて、曲が目立ちすぎないようにっていうことを考えてます。
最後に一言お願いします!
露と枕の皆さんの素晴らしい演技ももちろん注目なのですが、音楽にも耳を傾けていただければと思います!ありがとうございました!
【公演情報】
露と枕 Vol.5
ビトウィーン・ザ・シーツ
作・演出 井上瑠菜
2020年11月18日(水)~11月22日(日)
@シアター風姿花伝
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