『鼬を噛んでくれ』出演者インタビュー②ヒラザワタケル
ヒラザワタケルさんです。よろしくお願いします!
よろしくお願いしまーす。
露と枕の作品をご覧になったことがありますか?
『ビトウィーン・ザ・シーツ』を観ました。僕はとっても好きです。
今回役者として参加してみて、露と枕の印象はいかがですか?
みんな直線な感じで、とってもとってもドキドキしています。
直線・・・?
なんだろう。演劇やってんぜ!って感じです。
台本を読んでみていかがでしたか?
とてもストレートです。僕も作家をやってますけど、こんな風に書けないと思います。回りくどさがなくて、演劇らしくて、だから役者にとっても演じがいのある作品になっているんじゃないでしょうか。
演じる役「岩田花」はどんな印象ですか?
自分に当てはまるところだらけです(笑) だから、かえって演技が難しい。素でやると演技していない感じになるし、かといって演技してる感もあんまり出したくないし。
今回は「幽霊が視える人々」のお話ですが、ヒラザワさんは幽霊を視たことがありますか?
僕、金縛り体質だったのです。足からずーっと上にくるタイプ。その時に絶対、女の人が立っている夢を見ました。
ちいさい頃からの体質なんですか?
いや、上京したころからですね。今ではもう慣れっこです。
周囲に「視える人」はいますか?
うちの母は絵描きなんですけど、そういうスピリチュアルな人です。
僕は母と全く同じ考え方をするんですけど、逆に父とは全然シンパシーがつながらなくて、その違和感が怖かったです。今は優しい親父ですよ(笑)
作中では、「視える人」と「視えない人」の間にすれ違いが生じていますが、ヒラザワさんにもそういったすれ違いの経験がありますか?
今は全然そんなことないんですけど、学生時代は「両親を尊敬している」って堂々と言える人に気まずさを感じていました。僕自身はなんかそこに自信を持てなくて、そういうことをさらっと言えなかったので。
どんな人にこの作品を観てもらいたいですか?
この話は「つながれない物語」だから、つながれないところをテーマにしていると思います。そういうのに共感する人は、ぜひぜひ。
最後に、意気込みをどうぞ!
今まで「自分を見せる」ということには重点を置いてこなかったのですが、今回はちゃんと場を動かさなきゃいけない役回りなので、そこ頑張りたいなと思います。
露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』
作・演出 井上瑠菜
《日時》2021年9月15日(水)~19日(日)
《会場》下北沢「劇」小劇場
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