『霾[つちぐもり]』劇団員の稽古場レポート☂小林桃香
こんばんは、小林桃香です。
露と枕番外公演連作短編集『雨のかんむり』稽古場レポートです。
普段文章を書かないので下手くそすぎるかもしれないごめんなさい。しかも長い。誰か読んでください。ごめんなさい。
霾(つちぐもり)は3作品の中で一番最初にやる作品です。石が降ってから最も時間が経っている設定です。
メンズ二人芝居です。二人とも可愛いです。
さて稽古開始!
①早回し
あまり感情など入れず、間を詰めてセリフをバーって言うやつです。色んな現場で色んなやり方があるけど、本を外してバンバンできるようになるくらいセリフを身体に染み込ませるってのが目的ですかね。反射的な。
そう、この連作短編集は3つともテンポが大事だなってことで最初に早回しです。3チームともそうしています。特にこの作品は登場人物が2人だから、必然的にセリフ量も多いです。一度に沢山喋ったりするから、大変だなあ、えらいなあて思います。奥泉、めちゃくちゃ喋ってます。私のチーム(霖ながあめ)は4人だからいろんな人が喋るからなあ。にしてもセリフ量すごいわ。二人ともセリフ覚えが早くて…素晴らしい…。
②こないだの通しを経てのフィードバック含めたお話
●瑠菜さんから各役についてのキャラクターについて言及。
猿飼くんはヘラヘラしてる人。
牛尾さんはぼーっとしてる人。
↑こういう大まかなキャラ性あるとやりやすいですね。
●役の仕草も瑠菜さんと共に考えます。
↑仕草ってその人のものだから、その役になるためにやる側としても、なんか、自分の生理と違うところだからやりづらく、やりやすいです。
【稽古場の様子】
瑠菜さんからのオーダーもありますが、このチーム、役者さんと瑠菜さんとの対話が比較的多いように見えます。それにスピードもすごいです。
こんぺさんから役の見え方についての相談、それに対する瑠菜さんの返答、書きながら聞いてたら意味わかんなくなっちゃった。スピードすごいです(笑)
③立ち稽古
いっちゃん最初から始める。
この話は、二人の会話、コロコロとシーンが変わっていく作品。この話から短編集が始まるのはワクワクするなあ。
シーンをやっては瑠菜さんのオーダーが入り、それをやってみるの繰り返し。すごいスピード感です。役者陣はすぐやります。演出によって変わる余地が沢山ありますから。色んなものが観れました。最後はどれに落ち着くのかな?楽しみです。
【ここがいつもと違うぞ露と枕番外公演】
面白さすごく求めてる!
笑っていただきたいです。演出にそれが表れています。ギャグっぽい動きも試してます。台詞の間も試しています。
瑠菜さんはうふふふふと笑いながら見てます。
3作品とも、こうした方がおもろい(funny)から、みたいな視点があります。これは珍しいことです。
なのによ、 霾(つちぐもり)不気味なんですよ。ファニーであり不気味であり、この短編集のテーマである「生活と加害」めちゃ感じるなぁと思います。
\役者さんについて♡/
●猿飼:奥泉はザ・主人公。少年漫画の主人公のようです。いや、少女漫画かもしれない。いや、どちらもそんなに読んだことないからわからない。ただ、うん、可愛いです。露と枕では観たことのない奥泉です。お楽しみに。
●牛尾:藤本康平さんは常識人に見えるかもしれないけど、そんなこともない役。(私が感じる)不気味をめちゃ担う役。本人はそんなつもりないけど←これって加害について普遍的に言える気がする。私的にね。
はい、ということで。そんな感じです。魅力的です。トップバッターが 霾(つちぐもり)チーム。そこから霖、 霤と続きます。
めっちゃご来場お待ちしてますよ、ほんとにー。うんはい!小林桃香でした。読んでくださった方、本当にありまとっととと。観に来てください!!
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