『わたつうみ』インタビュー⑤松本知道
インタビュー第5弾は、松本知道さんです。よろしくお願いします!
よろしくお願いします。露と枕初参加の松本です。
今回初参加となりますが、露と枕のもともとの印象と、稽古に参加しての印象をお聞かせください。
露と枕の元々の印象は日常に非常に近く、言葉になる前のモヤモヤした感情や状態を舞台を通して自分の持っているけど感知できない部分を刺激されるような印象です。
公演を何度か拝見して、言葉や関係性がとてもすてきだと思いました。
ほかの出演者の方の印象はいかがですか?
とにかく癖の強い方達の集まりです。一癖どころではない人間的魅力に秀でた人ばかりなので、ただ雑談しているだけでも思わず笑ってしまったり楽しいと感じることが多いです。それは声の質や喋りのテンポや不可思議な会話内容等、各々が強烈で素敵なモノを携えております。
松本さんの演じる役について教えてください!
私が演じるヒトシという役は、好奇心旺盛で他の兄弟の中間を上手に泳ぐような役です。
郷の人間は文明を嫌うのですが、ヒトシはその文明に強く惹かれてしまいます。
ヒトシはダメな事をやりたくなってしまうと言うよりは、流されて良い子に過ごしてきた思考停止状態からの脱却をしたいのかなと思います。
ただ、現状が嫌なわけでもなく兄弟や郷が嫌いなわけでもないので、二つの反発する心の不安定差があるかもです。
今回の作品のテーマ「許しと弔い」についてどんな印象をお持ちですか?
正直、今の段階ではピンときていないです。
私自身、どうしても許せなかった事はありますし、それに対して「許しと弔い」ではなく諦めで乗り越えてきました。
でも、受け入れ方の違いなだけで、もしかしたら諦めでも弔いになってるのかなとも思います。
日常の中で、これは「許されたいな」と思っていること、何かありますか?
うーん、、、
割と自分本位に生きているので、許されたいと思ったことはないです。
どんな人にこの作品を観ていただきたいですか?
人を思いやる優しさではなく、輪から外されない為の優しさを持ってる人に見てほしいです。
最後に、意気込みをお願いします!
一見単純なようで、掘ればアレもコレも出てくるような内容なので限界まで掘り進めていきたいです!
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