『わたつうみ』インタビュー⑩榊原あみ

インタビュー第10弾は榊原あみさんです。よろしくお願いします!

はい、榊原あみです!よろしくお願いします!


前回参加した公演の感想と、今作の印象を教えてください!

秋に上演された短編集「雨のかんむり」に出演させて頂きました。作演出の井上瑠菜さんの「コメディを描くのが初で…」という言葉が信じられないほどにドッシャンガラガラと笑いが絶えない作品ばかりでした。今作品はその反対で、少し不思議な空気感のある架空の世界の中に弱さと強さの両方を描いた、儚さのある物語だと感じています。


ほかの出演者の方の印象はいかがですか?

とっても個性的なメンバーだと思います(笑)

シアターゲームであたたまる時間があるのですが 毎度、みんな腹を抱えて笑っています。でも、作品の世界についてのお話し合いの場では 沢山意見をもって発言して、違う顔で話し合う姿があって…優しくて楽しい部分と、真っ直ぐな目をしている時のギャップがあり、私はこのメンバーがとても大好きで「かっこいい」と感じています。


榊原さんの演じる役について教えてください!

私のイメージする七三の色は「藍色」です。一見はつらつで、何も考えていないように見えるのですが...強い芯があり、その中に深さがあります。深い海底というよりは、星空満天の夜空の「藍色」という感じがしています。空のように自由で、綺麗な星を見せる事も、雨を降らすことも出来る、そんな女の子です。


今回の作品のテーマ「許しと弔い」についてどんな印象をお持ちですか?

私は「許す」という言葉を心の中でも使った事がないかな…と思います。私の考えでは「許す」という事は「妥協」とイコールになっています。つまり、許してないけれど 受け入れるという事です。失うことを弔いとするなら、私は「許されないことをした」時点でそれは何かを失っている、その事実を「弔う」気持ちでいるような気がします。だから、「許し」と「弔い」はずっと隣り合わせで 「許す」という事は私の中では、「弔い」です。


日常の中で、これは「許されたいな」と思っていること、何かありますか?

人間以外の動物がちょっと無理です。


どんな人にこの作品を観ていただきたいですか?

誰もが異なる価値観を持っていて、言わずとも自分の中に正義があると思います。日常で抱えている自分と社会との小さなズレや小さく心に溜め込んだ想いを抱えている人には特に、見ていただきたいです。


最後に、意気込みをお願いいたします!

この物語を通じて 観に来てくださったお客さまの心に、語りかけられたらと思います。真摯に稽古に取り組んで、お届けできるように頑張ります!納豆パワー!



露と枕Vol.8『わたつうみ』

2023.4/12-16

@下北沢「劇」小劇場

▶詳細 https://tsuyu-makura.amebaownd.com/pages/1329398/next

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