煙霞の癖寄り道インタビュー⑩宮部大駿×ber moon walk


寄り道インタビュー第十弾は宮部大駿×ber moon walk

お酒が200円均一とリーズナブルなバーです。高田馬場駅と早稲田駅のほぼ中間にある西早稲田店でお話を伺いました!



このお店にはよく来るんですか?


来たことないですけれども、こういう機会じゃないと行けないかなと思ったので。お酒は普段あんまり飲まないんですよ。せっかくなので何か派手目なカラフルなやつが飲みたいなと思って。


これは何というお酒ですか?


「天国と地獄」と「魔性」です。店員さんにおすすめされ、綺麗だなと思って頼んでみました。普段飲むときは居酒屋だったんですけど、やっぱりバーっておしゃれですね。でもなんだか自分でも入りやすい雰囲気だなって思います。親しみやすくて。店員さんもオススメ提案してくださったりとか。なんだかアットホームですね。



今回露と枕2回目の出演ですね。


そうですね。でも今回は顔ぶれが新しくて。でもなぜか僕自身今回は稽古場で話したりすることが多くなりました。特に田中遼太郎くんとは一番よく喋りますね。一緒にニヤニヤしたりしてます(笑)


では今作についてのお話なのですが、宮部さんが一番共感する登場人物は誰ですか?


男だと雪村君がいい人だなと思います。4人男のキャラがいますが、一番僕に近いですかね。優しいので僕も(笑)深司は嫌なやつだなと。だから逆に亀山は面白い人間性だなと。弟なのに兄貴より立場が上っていう。厭味ったらしいけど。有馬君に関しては猪突猛進なところが僕とは似てないなと思います。身近に居たら…(笑)見てる分にはいいんですけど、ちょっと嫌かな(笑)でも友達にはなれそうですね。


どういうところが雪村と近いと思うんですか?


雪村と近いというよりは、他の男三人が自分とは遠いなと。僕自身とげがある発言は積極的にはしないので。雪村以外はとげのある発言をしたり、相手にガーッと行ったり、嫌みっぽかったりしますし。そういうところですかね。



雪村を演じている時に意識していることはありますか?


亜香子を見守る役なので、彼女にとっての助けになるためにはどうするかを意識しています。亜香子は自由そうで、全然自由ではないので。そういう意味では雪村は自由な人間なのかなと思いますね。自分の意志で東京に出て、でもまた戻ってくるっていう。彼の悩みとしては亜香子がどうなっていくかっていう点で、自分に関して悩むんじゃなくて人のことを心配できるところが自由だなと。自分についての悩みはもちろんあるんでしょうけども、あまり自分に捕らわれていないという意味で。


それでは、今作は「自由への昇華」「不自由への供養」がテーマになっていますが、宮部さんにとって「自由」または「不自由」とはなんですか?


不自由は外側にあるというか。人がどうだとか地域がどうだとかが外的要因から来るじゃないですか。だから外的なものがなければ自由だと思います。外的なものが無いなんてことはないですけど、意識しちゃったら負けというか。でも、完全に自由でも地獄だと思うので、自由になりすぎず不自由になりすぎず、中間が一番いいですね。



最後に意気込みをお願いします!


客演さんがいなくて露と枕の劇団員が全員出演するっていうのが不思議な感じです。そこに参加できてうれしいです。頑張ります!



〈お店情報〉
bar moon walk 西早稲田店

〇営業時間

19:00~翌5:00

〇お問い合わせ

03-3232-7884


露と枕 Vol.3『煙霞の癖』 

【作・演出】井上瑠菜 

【出演】澤あやみ 小林桃香 月館森 中野華子 奥泉 村上愛梨 北原葵 絹川鈴 (以上、露と枕) 

宮部大駿 佐野芹奈 川合凜 田中遼太郎 ひな香 

【日時】2019.11/13-19 

【会場】早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ 

【公演詳細】次回公演ページ 

【お問い合わせ】 

 Mail tsuyu.makura@gmail.com 

 twitter @tsuyu_makura



0コメント

  • 1000 / 1000

露と枕